テラスペット テラスペット

インコが老鳥(老化)になるサインと飼い方

ある時鳥さんの様子がいつもと違う、ずっと寝てばかりや

あれ?見た目が変わってきた、餌の食べる量が少なくなった。

なんてことはありませんか?

もしかするとそれは鳥さんの老化が始まったかもしれません。

ヒナからお迎えしていつかは来るその時、

今回は鳥さんの老化現象やその飼い方を書いてみました。

 

はじめてお読みいただく方へ

 

小鳥や小動物はあなたの最高の友達です。

共にハッピーに暮らすにはまず彼らの習性を知ることです。

 

そこでテラスペットでは無料メールマガジンやブログで読者さんの

身近な悩みを題材になるようなメッセージをお届けしております。

 

ティータイムにほっと一息ついてお楽しみいただければと思います。

それでは本題にいきましょう!

 

 

老鳥って何歳からなの?

 

ひと昔前に比べて鳥さんを飼う上での正しい知識を持つ飼い主さんが増えてきました。

そのため、老鳥のステージを迎える鳥さんも増えてきています。

 

といっても、老鳥の年齢について、実は、はっきりと定義されていません。

 

それでもずっと一緒に暮らしてきた鳥さんの「老い」を肌で感じることはきっとあるでしょう。

もういいお年だね、と言える具体的な年齢を挙げるとすれば、

セキセイインコさんでは6~8歳から、オカメインコさんでは10歳から、

ブンチョウさんでは5~7歳から、コザクラインコさんでは8歳から、が目安となります。

 

 

とはいえ、あくまでも目安

 

このお年になっていても、元気いっぱいで年を感じさせない鳥さんだってたくさんいます。

一般的には、このお年にさしかかると病気が見つかる鳥さんは増えてきます。

 

 

 

 

老鳥におすすめの餌

 

老鳥にとってのおすすめの餌ってどんなものでしょうか。

 

これも、ある年齢にさしかかったから急にガラッと変えた方がいいわけではありません。

若い時からの注意点と同じく、栄養バランスの整ったご飯が理想です。

これはセキセイインコさん、オカメインコさん、ブンチョウさん、

コザクラインコさん、みんな一緒です。

 

つまり、基本的にはこれまでと同じ。

 

若い頃から栄養に気を付けてあげるのがベストです。

 

鳥さんにも好みがあり、ちゃんと主張します。

 

なので、お年だからと急に食餌内容を切り替えようとしても簡単には食べてくれません。

それでも、今までのご飯を食べていて体調を崩すようなら話は変わります。

 

 

例えば、胃腸の機能が落ちてきて、粒を砕くことができなくなった

場合は穀類よりもペレットに切り替えた方が栄養の吸収は効率的にできます。

 

とはいえ、年を重ねた鳥さんの方が頑固だったりするので、

ご飯の切り替えは簡単ではありません。

 

一緒に食べるフリをしてみたり、手から渡して受け取ってくれたら褒めてみたり、

工夫をこらしてみましょう。

 

 

 

 

どんなサインがでたら年をとってきているのか?

 

年齢の目安ではなく、見た目から「老鳥」のサインを感じることもあると思います。

 

例えば、セキセイインコさん、オカメインコさん、ブンチョウさんの老鳥症状として、

  • 肝機能低下から羽艶が悪くなる
  • メラニン色素が抜けて羽毛の色が変わる
  • 白内障で眼が白く濁ってくる
  • 嘴の質が悪くなる
  • 関節炎

になるなどがあげられます。

 

 

オカメインコさんだとホルモンバランスが崩れて雌雄逆転の羽毛に変化することもあります。

 

コザクラインコさんも他の鳥さんに見られる老鳥症状の多くがあてはまりますが、

他の鳥さんよりも老鳥になると斜頸がよく見られます。

 

ブンチョウさんではアイリングが薄くなってきたり、

ケラチンをうまく作れずにハバキがひどくなってきたりします。

 

見た目だけではなく、様子から「老鳥」のサインを感じることもあるでしょう。

お年をとると、疲れやすくなり、寝てばかりになったなぁと感じるようになります。

 

関節の問題が出てくると、飛べなくなることもあります。

 

前はさっと止まり木の移動ができていたのに、

嘴をつかってケージをつたって移動するようなることも。

 

そんな前兆はなく、急に止まり木から下に落ちることもあるかもしれません。

 

眼が見えないから飛ばなくなることもあります。

 

見た目や様子の違いをしっかり観察してはやくサインに気づけたらいいですね

 

年をとって見つかることの多い病気は?

 

ここに挙げる病気は一部にすぎません。

個々で見つかる病気も異なるので、かかりつけの動物病院に受診することをおすすめします。

 

変形性関節症

関節の骨が変形したり、軟骨がすり減ったりする病気で痛みがあります。

痛みがあるので、歩き方が変わります。

 

白内障

水晶体が白く濁ってきます。

なりはじめは肉眼的には気づかないレベルのことがあります。

白内障で見えなくなってきたために、眼の表面に傷がはいるケガをしてしまうこともあります。

 

尾脂腺腫瘍

セキセイインコさんで10歳以上の年齢になると多く見られます。

羽根に覆われているためにすぐに気が付かないこともあります。

尾脂腺は手術で摘出しても、その後の生活にほとんど支障がありません。

 

痛風

腎臓が悪くなってきたことで、「痛風」になることが増えます。

セキセイインコさんだと、関節型痛風が多く、脚を痛がるようになり、指に白い結節が確認されます。

オカメインコさんでは内臓型痛風が多く、見た目には痛風となっていることは分かりません。

 

肝疾患

お年をとって肝機能低下がおきると、質のいいタンパク質を作れなくなってきます。

羽根がボサボサとして質がわるくなってきたり、色の変化が出たり、艶がなくなったりします。

嘴もガサガサしたり、艶がなくなったりします。

 

胃炎

感染症によってお年になってから胃炎になることがあります。

感染症が原因でなくても胃炎になることもあります。

2番目の胃の筋胃の働きが弱ると穀類の粒を砕くことができなくなります。

 

 

老鳥の飼育環境でできること

 

老鳥になると、暑さ、寒さへの対応力が落ちてきます。

 

熱中症になることもあるので、暑い時期はエアコンで温度を下げて、

エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。

 

鳥さんには汗腺がないので、扇風機は暑さ対策にはなりません。

 

逆に、膨らんでいたら鳥さん用のヒーターを使って保温をしてあげてください。

 

空気があたたまることが大事なので、

パネル型よりはヒヨコ電球の方がしっかり温まります。

 

 

温度管理ではなく、飼育環境が変わることは、鳥さんにとって、

ちょっとしたストレスになります。

 

それでも、お年をとると前はできていたことができなくなってくるところを目にするでしょう。

 

どう環境を整えたら、快適になるか?を考えつつ、

改善するときのポイントは急に大きな変化を作らないこと!

 

老化は1日で急激に進みません。

だから焦らずに、日々の様子をみて、調整してあげたいですね。

 

脚の力が弱くなった、あるいは飛べなくなってきて高い位置の止まり木

に止まらなくなったなら、止まり木の高さを低くすることを検討しましょう。

 

セキセイインコさん、オカメインコさん、コザクラインコさんの老鳥

なら脚や翼が思うように動かなくなっても嘴を使ってケージをつたい、

高いところへ移動するかもしれません。

 

ですが、高いところから落ちて骨折することもあります。

 

もし止まり木からすべる様子を見る場合、

止まり木を下の位置にしても嘴でケージの上に行ってしまう場合は落下対策として

床をやわらかいもので底上げするのも一つです。

 

あまり動かなくなってきて、下までご飯を食べに降りてこないなぁと思ったら、

エサ入れや水入れをよくいる場所の近くに設置してみましょう。

 

じゃあ食べようかとやる気になってくれたりします。

 

白内障がでてきて見えにくくなってきた場合、

いつも通りの環境の方が慣れで動くことができます。

 

他の問題も出てきてレイアウトを変えたい場合は、

なるべくまだ見える間にできた方がいいです。

 

どうしても見えなくなってきてからの変更ならしっかりと声かけをして環境に慣れてもらいましょう。

 

 

いつかくるお別れの日

 

とても悲しいことですが、生き物には必ず「死」があります。

 

つらいけれどイメージをしておくことをおすすめします。

 

実際はイメージ通りとはいかないかもしれません。

 

家族みんなでどのように愛鳥との大事な時間を過ごしたいか、

いつかくるお別れの日について、是非考えてみてください。

 

どれだけ気持ちの準備をしていても、

こうしてあげていれば良かったと後悔することだって、

ペットロスになることだってあると思います。

 

いつかくる日を考えると、大事な鳥さんと一緒に過ごせる今を大切にしたくなりますね。

 

 

 

まとめ

 

〇老鳥の年齢について、はっきりと定義はされていない

〇いいお年の目安:セキセイインコさんでは6~8歳から

〇いいお年の目安:オカメインコさんでは10歳から

〇いいお年の目安:ブンチョウさんでは5~7歳から

〇いいお年の目安:コザクラインコさんでは8歳から

〇老鳥でも若い時と同じように栄養バランスの整った食餌がおすすめ

〇老鳥でも病気で食事内容を変更した方が良ければ切り替えにトライしよう

〇見た目で分かる老鳥のサイン:羽艶が悪くなる、羽毛の色の変化、白内障、嘴の質の低下など

〇様子から分かる老鳥のサイン:疲れやすく、寝てばかり、飛べないあるいは飛ばないなど

〇老鳥によくみられる病気:変形性関節症、白内障、尾脂腺腫瘍、痛風、肝疾患、胃炎など

〇老鳥になると暑さ、寒さへの対応力が落ちてしまうので温度管理は気を付けよう!

〇老鳥の飼育環境の改善は急に大きな変化を作らないことがポイント!

〇いつかくるお別れの日を考えて、大事な鳥さんと一緒に今を大切に過ごそう!

 

 

関連情報

鳥類をはじめとする小動物ペット用品の専門店|テラスペット - 通販サイト

テラスペット テラスペット

健康維持に必要な栄養を補う「ネクトンS」、羽が生え変わる換羽期用の「ネクトンBio」等、愛鳥家からも人気を集めているネクトンシリーズのサプリメントを中心に、健康を考慮したペレットなどの餌や、止まり木、オモチャを取り扱う【テラスペット】の通販サイトです。大切な家族と充実した生活を送る為のおすすめ商品をラインアップ中です!

屋号 テラス
住所 〒300-1206
茨城県 牛久市ひたち野西1-6-10-B101
営業時間 10:00~17:00、土日祝祭日は発送手配のみ、メールは24時間受付しております。
定休日 不定休
代表者名 山根 友也
E-mail info@terrace-pet.net

コメントは受け付けていません。

特集