２年にわたり当社の契約農園で鳥さんのごはんを使い

粟と稗をテスト栽培してみました。こちらは２０２３年の栽培です。

 

初年度は

風に吹き飛ばされ

アワが全滅

 

稗は無事に元気よく育ちました。

見事なまでに熟す前に野鳥のごはんになりました。

収穫したかったんだけどな～

 

 

 

 

アワとヒエを栽培してみて

 

鳥さんのごはんを自社でテスト栽培してみようと思い

畑を借り栽培してみました。

 

結果的には１月くらいからテストしていたので

家の中でゆっくり栽培させ、休眠打破という方法で

真冬に目をださせてみたんです。

 

見事にほとんどの種が目を出し発芽もできるきれいな種ということが

確認出来ました。

 

で、早速春になりましたので植えてみたら

下図のように種をまけば目が出るという状態に

 

 

👆こちらはたまたまこぼしたヒエの種なんですが

勝手に発芽しました。

 

 

こちらは２か月ほど経ったヒエの苗です。

雨の後だったので良く伸びました。

 

水はけが良い場所で風も強いですが

３０年程無農薬で作られ続けてきた場所でしたので

とても環境は良かった圃場です。

 

私達が利用させていただく前は

とても丁寧に花や落花生などを

色々な野菜も作られていた方の

畑だったので、肥料も使わずに

水だけで栽培をしています。

 

保水しやすいようにマルチ（ビニール）に穴を開け

穴の中に苗を植えた状態です。

こちらもほとんど成長してくれました。

 

 

 

風でアワが全滅

 

夏の台風を超えて、無事に全部生き延びたのもつかの間

秋に差し掛かるくらいでまた台風が来たのかというくらいの

大風が続けて吹きました。

 

畑に行くとこんな感じです。

こちらは１度目

下の写真は完全に倒れる前ですが

 

 

 

この後また風が吹いて

全部倒れました。

起こせばいいかと思いましたが

思いのほかダメージが大きく

折れた茎が多かったので

相当な風だった様です。

 

 

ひえは生き延びたけども・・・

 

 

ひえはとても元気に伸びました。

緑がきれいで茎も太く

このまま伸びてくれるのかな・・とおもったのもつかの間

その前に・・・

 

雑穀の虫害はあるのか？🐞

（アワノメイガは穂が出る前に茎に侵入して成長までのねぐらにするだけなので穂を食べたりはしません）

雑穀は基本的に虫が食わないので

穂に何らかの影響はありませんでした。

 

モグラがごく一部の場所を畑を荒らしたり

葉っぱに引っ付く何らかの虫がいたりはしますが

あとはクモが穂で暗くなった場所に巣をはる

アリが移動の時に地面を通る

などで

 

キャベツが虫に食い荒らされ

葉っぱが穴だらけになるような光景は

アワやヒエの穂や葉っぱには見られません。

 

 

畑の雑穀の天敵は〇〇さんだった

 

ある日の夕方です。

こんな光景がありました。

 

 

殻が散乱してました。

近くには〇ンもところどころに落ちています。

こちらは食べられた跡

 

こっちは食べられる前、一目瞭然

写真ではきれいに立っていますが

鳥さんがのっかって

グンニャリ曲がって倒れている穂も散乱しています。

 

あ、鳥だ🐦

 

すぐにわかりました。

作ってみて本当に良く分かったことがあります。

 

天敵は

蛾やほかの虫より

野鳥に食い荒らされることです。

 

うちは特にテスト生産用の

少量生産だったので

周囲にも同様の雑穀がなく

鳥さんからしたら見晴らしのいい場所にごちそうがある

状態でした。

 

そりゃ狙われますよ( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

 

栽培の本にはアワノメイガやアワノヨトウといった

ガによる被害を書くことが多いですが

私の畑の周辺が野鳥の保護区もある場所だったのかもしれませんが

ものの見事に食い荒ら・・大好評でした。

時々堂々と私が作業している横でスズメがたべに来るんですね。

 

狙っていたかのように穂が黄色になるかならないか

という寸前で食べはじめるということがよーくわかりました。

 

仕方ないのでもう食べてもらおうと思います。

ということで２０２３年はアワは風で倒れ、

ひえはおいしく食い荒らされる結果となりました。

 

２０２４年も偶然ですが

アワが咲きました。

それはまた後日ブログで・・